現在私が管理しているWebサイトで、リンク先がサイト名だけではわかりにくいな~と思ったので、
マウスオーバーするとリンク先のイメージが表示されるような機能を付けることにしました。
その時のメモです。
今回の想定ではリアルタイムにスクリーンショットを作成する必要はないので(負荷が高くなるのでそもそもやりたくない)
wkhtmltoimageを利用して一定時間ごとにバッチでキャプチャーを撮る方式にしました。
wkhtmlimageのインストール
まず、wkhtmltoimageをインストールします。
インストールサーバーはUbuntu13.04(64bit)です。
1. ファイルをダウンロード
#wget http://wkhtmltopdf.googlecode.com/files/wkhtmltoimage-0.10.0_rc2-static-amd64.tar.bz2
最新のwkhtmltoimage-0.11.0_rc1-static-amd64.tar.bz2だとエラーが出てキャプチャーが取れないので
1つ前のバージョンをダウンロードします。
2. 解凍する
#tar jxf wkhtmltoimage-0.10.0_rc1-static-amd64.tar.bz2
解凍すると wkhtmltoimage-amd64 というファイルができます。
これがそのまま実行ファイルですので ./wkhtmltoimage-amd64 http://www.google.co.jp test.png とコマンドを実行すれば
キャプチャーが作成できるはずです。
もし、ライブラリが足りないなどのエラーが表示された場合は
#sudo apt-get install wkhtmltopdf
を実行して wkhtmltopdf をインストールしてみてください。
もともとwkhtmltopdfの機能だったものを分離しているのでwkhtmltopdfをインストールすれば
必要なライブラリ類も自動的にインストールされちゃうわけです。
3. /usr/bin/に配置
#mv wkhtmltoimage-0.10.0_rc1-static-amd64 /usr/bin/wkhtmltoimage
私はこれだけでパスの設定などは特に必要なかったです。
4. 日本語フォントのインストール
このままだと日本語が文字化けするので日本語フォントをインストールします。
今回はIPAフォントを利用しました。
ダウンロードしたものを解凍して .ttfファイルを/usr/share/fonts/配下に配置するだけです。
#sudo cp ipaexg00201/*.ttf /usr/share/fonts/.
以上が終わればインストール完了です。
#wkhtmltoimage http://www.google.co.jp test.png
とコマンドを実行すればキャプチャーが作成できているはずです。